サイオスの VictoriaMetrics
コンサルティング・インテグレーションサポート
VictoriaMetricsは、大規模な時系列データ(メトリクス)を高効率に収集・保存・クエリするために設計されたオープンソースの時系列データベース(TSDB)および監視ソリューションです。Prometheusと高い互換性を持ち、圧倒的なパフォーマンスと同等ワークロードで競合比最大10倍という優れたデータ圧縮率を誇り、急増するデータの低コストな運用を実現します。
VictoriaMetricsをAPIエコシステムデザインソリューションのラインナップに加えることで、既存のAPIマネジメントツールと連携し、APIの利用状況やレスポンスタイムなど「APIビジネスメトリクス」の高度な可視化・分析基盤を構築できます。これまでの知見を活かし、構築から保守までのワンストップサポートに加え、大規模な監視要件に対応する「VictoriaMetrics Enterprise」のライセンス販売も実施し、インフラコスト最適化を強力に支援します。
VictoriaMetrics とは
圧倒的なパフォーマンスとコスト削減を実現する、次世代のオブザーバビリティ・プラットフォーム
VictoriaMetricsは、大規模な時系列データを高効率に処理するために設計された、最先端の監視ソリューションです。独自の圧縮アルゴリズムを採用しており、これにより、肥大化しがちなクラウドインフラやストレージのコストを劇的に削減します。
運用面でも非常に優れており、依存パッケージを必要としない単一バイナリで動作するため、導入や構成が極めてシンプルです。Prometheus単体では難しかったデータの長期保存や高可用性(HA)の実現を、複雑なコンポーネントを追加することなく容易に行うことができ、インフラチームやSREチームの運用負荷を大幅に低減します。既存の環境を壊すことなくバックエンドのみを強化できる「ドロップイン・リプレイスメント」として、世界中で高く評価されています。
VictoriaMetricsは3つの製品で構成されており、オブザーバビリティに不可欠なデータを包括的に管理します。
- VictoriaMetrics
- メトリクス収集・保存・分析を行う超高速な時系列データベース
- VictoriaLogs
- 大規模なログデータを高効率に処理・検索するログ管理エンジン
- VictoriaTraces
- 分散システムのトレースデータを管理するソリューション
これら「VictoriaMetrics」「VictoriaLogs」「VictoriaTraces」の各コンポーネントは、誰もが無料で利用できる「オープンソース(コミュニティ)版」と、ミッションクリティカルな要件や大規模環境に最適化された機能・サポートを提供する「エンタープライズ版」の2種類で提供されています。お客様の環境規模やビジネスの成長に合わせて、柔軟な選択が可能です。
VictoriaMetrics・VictoriaLogs・VictoriaTracesそれぞれの製品概要
VictoriaMetricsの概要
Prometheus完全互換。インフラコストを劇的に下げる超高速時系列データベース(TSDB)
大規模な時系列データ(メトリクス)を超高速かつ高効率に収集・保存・クエリするために設計された時系列データベース(TSDB)です。Prometheusなど既存の監視エコシステムのバックエンドとして機能します。
VictoriaMetricsの特長
1
- Prometheusとの完全互換
- APIおよびPromQL(MetricsQL)と完全な互換性を持ち、既存のGrafanaダッシュボードを修正なしでそのまま利用可能です。
2
- 圧倒的なリソース効率
- 独自の圧縮技術により、同等のワークロードでCPUやRAMの使用量を大幅に削減し、競合製品比で最大10倍のデータ保存を実現します。
3
- 多様なデータ取り込み
- Prometheus(remote_write)によるデータ転送に加え、OpenTSDB、Graphite、InfluxDB、CSVなど多様なプロトコルでの取り込みに対応しています。
4
- シンプルな導入と運用
- 依存パッケージのない単一バイナリで動作し、複雑なコンポーネントを追加せずに容易な運用や水平スケーリングを実現します。
VictoriaLogsの概要
大容量ログを極小ストレージで超高速に処理する先進のログ管理エンジン
肥大化しがちなシステムやアプリケーションの大規模なログデータを、極めて少ないストレージ容量で高速に処理・保存・検索するためのログ管理ソリューションです。
VictoriaLogsの特長
1
- 高効率なログ処理
- 大規模なログデータを、メトリクスと同じ高効率なエンジンを用いて処理・保存・相関分析します。
2
- Grafanaとのシームレスな統合
- 専用プラグインを通じて、Grafanaからメトリクスとログの両方に横断的にアクセスし、統合的な管理や可視化が可能です。
VictoriaTracesの概要
システムのボトルネックを可視化する、分散トレースソリューション
複雑な分散システムやマイクロサービス環境において、アプリケーションのパフォーマンス追跡やトラブルシューティングを行うための分散トレースデータを管理するソリューションです。
VictoriaTracesの特長
1
- 効率的なトレース管理
- 分散システムにおけるパフォーマンス監視やトラブルシューティングに不可欠なトレースデータを効率的に収集・管理します。
2
- オブザーバビリティの統合
- メトリクスやログと連動させることで、複雑なシステム環境全体のボトルネックの特定や可視化を強力にサポートします。
VictoriaMetrics Enterpriseとは
大規模・ミッションクリティカルな監視要件に応える商用ライセンス
VictoriaMetrics のEnterprise版の特長
VictoriaMetrics Enterpriseは、OSS版の圧倒的なパフォーマンスをベースに、大規模な組織やミッションクリティカルなインフラ運用に不可欠な高度な機能とサポートを追加した商用ライセンス製品です。 古いデータの解像度を自動で落として保存容量を節約する「ダウンサンプリング」や、機械学習(ML)を用いた異常検知によるアラートの高度化、クラウドストレージ(S3等)への自動増分バックアップなどを搭載しています。コア開発チームによる24時間365日の技術サポートとアーキテクチャガイダンスが直接提供されるため、安心して監視基盤を運用できます。
OSS版とEnterprise版の主な違い
1
- データ保持
- OSS版は全データを等しく保存します。Enterprise版は「ダウンサンプリング」や「複数リテンションポリシー(テナント別やデータセットごとの保持期間)」に対応し、ストレージ容量を劇的に節約します。
2
- セキュリティと認証
- OSS版は基本的な認証のみです。Enterprise版は「高度なRBAC/OIDC/SSO連携」に対応し、ユーザー・チームごとの細かなデータアクセス権限管理が可能です。
3
- マルチテナント管理
- OSS版はテナント分離のみ可能です。Enterprise版はテナントごとの統計分析や保存期間、制限(レート制限)を動的に設定・強制する「テナント別ガバナンス」機能があります。
4
- 運用・バックアップ
- OSS版は基本スナップショットのみです。Enterprise版はクラウド(S3, GCS等)への自動増分バックアップ機能や、機械学習(ML)による異常検知機能を提供します。
5
- 技術サポート
- OSS版はコミュニティベースです。Enterprise版は開発元コアチームによる24時間365日の直接サポート、優先バグ修正、アーキテクチャガイダンスが受けられます。
VictoriaMetricsで実現できることまとめ
1
- オブザーバビリティの統合
- メトリクス(VictoriaMetrics)、ログ(VictoriaLogs)、トレース(VictoriaTraces)の3本柱を統合管理し、Grafana等を通じた包括的なシステムの可観測性実現と、障害時の迅速なトラブルシューティング。
2
- インフラ監視コストの劇的削減
- 独自の圧縮技術により、数百万~数十億に及ぶ時系列データや肥大化するログデータの長期保存を低コストで実現(AWSコストを1/10に削減した事例あり)。
3
- APIビジネスメトリクスの高度化
- Kong等のAPIマネジメントツールと連携し、APIの利用状況、レスポンスタイム、エラー率を可視化。リアルタイムに近い監視でSLO/SLAの厳格な管理を実現。
4
- 運用負荷の軽減と安定運用
- 単一バイナリによるシンプルな構成で、ThanosやCortexなどの複雑なクラスタ構成から脱却し、インフラ/SREチームの運用保守負荷を大幅に軽減。
5
- ベンダーロックインの排除
- 従量課金リスクの高いフルスタックSaaS監視製品から、オープンソースベースの柔軟なプラットフォームへ移行することによる特定ベンダーへの依存排除。
