Grafana導入事例
株式会社ZTV様 日本ケーブルテレビ連盟様
増水などセンサーの情報を可視化するIoTダッシュボードを「OSSよろず相談室」のGrafanaサポートの支援を受けて地方自治体などに提供
- サイオスのサポートでお客様が実現されたこと
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- IoTダッシュボードのビジネス展開
- IoTダッシュボード実装に至るまでの大幅な時間短縮
- 実現困難と思われた顧客の要望を実現
- これまでの知見を基に、さまざまなパネルの実装やより高度な利用も視野に
日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)が主導するIoTビジネス推進タスクチームの一環として、株式会社ZTVと射水ケーブルネットワークがケーブルテレビ事業者に向けて「IoTダッシュボード」のサービスを提供。このプロジェクトでは、サイオステクノロジーが持つOSSサポートの知見と技術力が活かされ、IoTダッシュボードのビジネス化に大きく貢献した。 プロジェクトの詳細と今後の展望について、両社担当者に取材した。
放送にとどまらない地域DXの担い手を目指し、IoTサービスを提供
株式会社ZTVは、三重県と滋賀県を中心に、和歌山県と京都府の一部もサービスエリアとするケーブルテレビ局だ。また一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)は、ケーブルテレビ事業者の相互の啓発と協調によりケーブルテレビ倫理の向上を図るとともにケーブルテレビ事業者共通の問題を処理し及びケーブルテレビ事業の開発を行うことによりケーブルテレビの健全な発達普及を促進し、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的とする業界団体だ。ZTVもJCTAの会員である。
JCTAが主導する無線利活用委員会の中に、IoTに取り組むIoTビジネス推進タスクチームがある。このIoTビジネス推進タスクチームの一環として、ZTVと射水ケーブルネットワークの2社が、ケーブルテレビ事業者に向けて提供しているのが、「IoTダッシュボード」のサービスである。
たとえば自治体は、河川の水位や雨量、冠水などのセンサーを設置して水害に備えたり、積雪や、獣害ワナ、CO₂などのセンサーを設置することもある。センサーからのデータをクラウドのアマゾン ウェブ サービス(AWS)上に集め、集計や加工を加え、グラフィカルに表示するのがIoTダッシュボードだ。
IoTダッシュボードは、ZTVと射水ケーブルネットワークが設備を用意し、各地域のケーブルテレビ事業者から自治体などに提供。導入や運用のサポートもZTVと射水ケーブルネットワークが行う。
IoTダッシュボードを自らGrafanaで構築
このIoTダッシュボードの表示には、オープンソースソフトウェア(OSS)の「Grafana」が用いられている。Grafanaはもともとサーバーメトリクスなどを元にしたシステムの監視や可視化で使われているソフトウェアで、グラフ表示やアラートなどの機能を持つ。
ZTVと射水ケーブルネットワークの2社が共同でAWS上にGrafanaを展開。それぞれが設置したセンサーからのデータを可視化する仕組みを構築し、成功した。
- 本記事では以下をご紹介しています。
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- IoTダッシュボードの構築にGrafanaを選定した経緯
- IoTダッシュボードをビジネス展開するためにクリアしなければいけなかったこと
- サイオスのGrafanaサポートを契約するまでの経緯
- サイオスのサポートで実現できた事、サイオスの対応について
- 今後のビジネス拡大に向けて